【完】ペテン師との甘い夜
翌日。
あんなに飲んだのに、やっぱり体に残らない。
私は面倒臭いが仕事に行く為に準備をした。
私は普段はある化粧品の会社の経理課にいる。
まあいわゆるOLってやつ。
OLの時の私は正直地味。
長い髪の毛は後ろで黍って、顔にはだっさい伊達眼鏡。
夜の私とは正反対。
だって、夜の華やかな姿を見せてしまえば、目立ってしまうから。
自分で言うのはなんだけど、私はまあまあモテる。
だからわざと地味に生きてるの。