【完】ペテン師との甘い夜
私と水嶋部長が向かったのは、かなり高級なジャズバー。



「素敵…。」



私は一応そう言う。



本音は嫌いじゃないけど、好きではないって感じ。



私はいつも行く朱美ちゃんのいる店が一番好きだもん。



「予約していた水嶋です。」



水嶋部長の言葉にボーイが動く。



私達はボーイの後ろを着いて行く。



店内に進むにつれ、中で流れるピアノの生演奏が耳に感じた。



このピアノ、好きかも。



そう思いながら私は水嶋部長と予約席へ着いた。
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