【完】ペテン師との甘い夜
殺されるかと思ったわ。



まったく…。



私の母親もアイツの母親もどうかしてる。



何故一人の男にそんなに執着するのかしら。



女って、つくづく怖いわ。



私は事件以来人を愛せなくなっちゃったの。



だからまあオカマ口調だったりするんだけど?



まあ私の話はいいわ。



問題はアイツとの接点。



アイツの母親に命を狙われた私を匿ってくれたのは、何故だか息子のアイツだった。



「はじめまして、朱也っち!俺は君の命を狙ってる人のジュニアだよ!」



なんだこいつ、と思ったわ。


まあ当たり前ね。
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