【完】ペテン師との甘い夜
物珍しいくらいいる人の一番先。



何処かの民族音楽かのような音楽の中心で、外国人と一緒になって歌っている、あの外ハネ茶髪の細目男。



私の頭を謎で包んでいるあのペテン師。



「アイツ、一体何者なのかしら?」



「さぁ?正直、私も良く分からないんだ。」



朱美ちゃんは相変わらず不機嫌な顔だ。



耳を澄ますと、外国語のセキの歌声が耳に入る。



何処の言葉なんだろうか…。



不思議と安心する。
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