【完】ペテン師との甘い夜
ざわついた雰囲気が止み、音の根源がやって来る。
「伊織〜?いつ来たの?」
へらへらとしているペテン師は余裕で私に近づく。
「今日は遅かったね〜?」
「ええ。国見"夕"社長に会って来たから。」
私の言葉に一瞬眉毛がピクリと動いた。
朱美ちゃんは訝しげに私とセキを見比べている。
「え…?だって国見夕って…。」
「シュウは黙ってて!!」
セキは朱美ちゃんを睨む。
朱美ちゃんは舌打ちしてカクテルを飲み干した。
「伊織〜?いつ来たの?」
へらへらとしているペテン師は余裕で私に近づく。
「今日は遅かったね〜?」
「ええ。国見"夕"社長に会って来たから。」
私の言葉に一瞬眉毛がピクリと動いた。
朱美ちゃんは訝しげに私とセキを見比べている。
「え…?だって国見夕って…。」
「シュウは黙ってて!!」
セキは朱美ちゃんを睨む。
朱美ちゃんは舌打ちしてカクテルを飲み干した。