【完】ペテン師との甘い夜
ミヒロという女性は朱美ちゃんと話し出した。



私はというと…彼氏の方を見てフリーズしてしまっていた。



向こうも、私を見て目を見開いている。



「伊織チャン、ショウジ、どうしたのよ?」



フリーズしていた私達に朱美ちゃんが話し掛ける。



ショウジ…。



「久しぶり、伊織…。」



気まずそうに口を開いたアイツ。



私は脇腹を抑えた。



この傷は…こいつの彼女に刺されたものだから。
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