【完】ペテン師との甘い夜
「霧島勇治についてだろっ?」



ショウジはニコニコしながらノートパソコンを開いた。



「ねぇショウジ。」



「ん〜?」



私の声に間抜けな声で返すショウジ。



そんなショウジに私は問い掛けた。



「貴方とミヒロさんの仕事って一体何?」



「私立探偵と言えば聞こえはいいかしら?」



私の問い掛けにミヒロさんが答えた。



「まあ実際探偵っていうより、情報屋ね。」



朱美ちゃんはまた新しい煙草に手を伸ばしながら言った。
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