【完】ペテン師との甘い夜
「チッ!役立たずが。」
朱美ちゃんは煙草の煙と共に暴言を吐き出した。
ショウジはへこんだ顔でノートパソコンを弄り出す。
私はショウジを不憫に思いながらも、気になる点を尋ねることにした。
「ねぇ、"殺人罪"って、どういうこと?」
「ああ、この霧島勇治って奴5年前に人殺しで捕まってんだよ。」
「人を?」
「うん。でも、なんか良く分からないけど無罪になっているんだ。」
ショウジは明るい色の髪の毛をくるくる触る。
考えている時の仕草だ。
昔と変わらないな。
朱美ちゃんは煙草の煙と共に暴言を吐き出した。
ショウジはへこんだ顔でノートパソコンを弄り出す。
私はショウジを不憫に思いながらも、気になる点を尋ねることにした。
「ねぇ、"殺人罪"って、どういうこと?」
「ああ、この霧島勇治って奴5年前に人殺しで捕まってんだよ。」
「人を?」
「うん。でも、なんか良く分からないけど無罪になっているんだ。」
ショウジは明るい色の髪の毛をくるくる触る。
考えている時の仕草だ。
昔と変わらないな。