ストロベリーLOVE
周りの目を気にせず

頭をグルグル、目はギョロギョロ

辺りを見渡しても、私のお目当てはない。

“ない。ない、ない、ない”

ガクンとまるで漫画のように頭を落とす私。

“私の奇跡が・・・。さっきまで私の目に映っていたのは、まぼろし?目の錯覚?イヤイヤ、そんなはずはない”

私は諦め、とぼとぼと歩き出す。

心はドコか遠い所に行ったまま、今日の夕飯の材料を買い物カゴに入れる。

“はぁ”
レジへ向う途中、何人もの買い物客とすれ違う。

何気なくすれ違う買い物カゴを見た瞬間

私の目に、赤いモノが

“あ、私の奇跡が”

思わず、心の声が口を出てしまい

「私の奇跡が」
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