キミヲ愛デヨウ檻ノ中
冷たい石造りの壁に額をつけ目を閉じた。

…冷たい。

感覚が、自分が生きているということを教える。

…あぁ。なんで生きてるんだろう。

純粋な疑問。
生きることに執着などない。


生きているものはいずれ死ぬ。

死ぬために生きるようなものでしかないのだから。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop