大切なキミ達へ
中学2年生ではクラスが別れてしまった

その年初めてキミと大きな喧嘩をした

けれどキミへの嫌悪感とは裏腹に

キミに暴言を吐いてしまったことが悲しくて

1人泣いたこともある

キミは傷ついただろうか?

私にはキミの友達と名乗る資格はあるの?

どうしてあんなことを

言ってしまったんだろうと

たくさん悩んで悔やんだ

もちろんキミは怒っていた

当たり前だ

全部私のせい

私のせいでキミが怒っている

それは私にとってとても辛い思い出

キミは覚えている?

まだ許してくれてなくてもなにも言えない

だって悪いのは全部私だもん

それでも私と仲直りしてくれたキミ

そのことが嬉しくてキミと喧嘩なんて

そんなくだらないことはやめようと思った

キミは私の話をいつも笑顔で聞いてくれた

キミは自分の事を話すのが苦手だったみたい

他の人にそんな話をしているところは

見たことがなかった

そしてキミは恋をしたね

最初にキミは私にそのことを話してくれた

キミは私に想いを打ち明けてくれた

頼りにされてる?

それが凄く嬉しかった

キミと私の恋は遠くから見つめるような恋だった

私が泣いたときはキミは

一緒に悲しんで励ましてくれた

キミが悲しめば私も頑張って励ました

どうしたらキミが私の心を癒してくれように

励ますことが出来るだろう?

いつもそんなことばかり考えていた

キミは私の中で確実に大きくなっていた
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