笑顔のアイドル☆
「美里と…って!大和、美里のこと…」

「しーっ!声でけぇよ!」
大和があたしの口を塞いだ。


ボイトレ(ボイストレーニング)は得意だから、声が通っちゃうんだね(笑)


そんなことはどうでもよくって、…。


「美里、明日のオフは用事あるって言ってたからあたしに頼まれても…」

あたしも実は数日前に美里と買い物に行きたくて誘ったのだか、用事があると言われ断られたのだ。


「何の用事だ?」

大和があたしに聞いてきたが、
「そんなとこまで知らないよ!」
と答えたら、ちょっとすねた大和が顔を近づけてきて、
「友達ならそこまで聞けよ!」
とちょっぴり怒り口調で言ってきた。


「なんで大和にそこまで言われなきゃなんないのよ!」
とちょっとした小競り合いが始まった。


「お前ら顔近づけて仲良しだな。」
後ろから話しかけてきたのは、陽翔先輩だった。
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