笑顔のアイドル☆
それからしばらく、陽翔先輩はあたしを毎日のようにからかってきていたのに、全くそれをしなくなった。
怒ってるのかな?
それでもあたしはやっぱり原因がわからないし、話しかけづらい。
いつも頭グチャグチャとかされてて、すごくイヤだったのにされないのは何だか寂しい…。

あたしってワガママかな?




数日後。

微妙な六人(笑)での遊園地の日がやってきた。

前日に大和からメールが。

『おれ、美里ちゃんと絶対2人になれなさそう( ̄- ̄)』




その予感は的中してしまうのであった(笑)




六人が揃い、全員オフということもあり、普段学校やテレビとは違う顔に見えた。


「さて、まずはジェットコースター乗りてぇな」

何故かしきり始める連司先輩。


「じゃあ誰の隣に乗るか決めなきゃな。」
と陽翔先輩。


「あたし捺綺の隣がいい。」

と美里が希望を出したが、連司先輩が美里の手を握りしめ、

「俺が美里ちゃんの横。捺綺ちゃんごめんね。捺綺ちゃんは陽翔と乗りなよ。」

と言ってさっさと2人は乗ってしまった。


陽翔先輩と目が合い、同時に話しかけようとしたとき、


「私陽翔くんの横!」

と言って、桜子先輩が陽翔先輩の腕を掴んだ。


「滝川さん、いいよね…?」

なんだか、先輩の目が怖い…。(笑)

「ど…どうぞ。」


と、なると…。



「やっぱり俺は捺綺の隣かよ…。」

あたしの隣に無条件でなってしまった大和はガッカリしていた。


「悪かったわね!あたしで!」
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