笑顔のアイドル☆
しばらくすると、陽翔先輩から寝息のようなものが聞こえてきた。


「は…陽翔先輩…?寝てるんですか?」

応答なし。


「陽翔先輩。起きてください!膝枕なんてみんなに見られたら恥ずかしいです!」


自分からしておいて何を言ってんだって言われるかもしれないけど…!でも、でも、恥ずかしい!!


陽翔先輩を揺さぶり起こそうとするけどなかなか起きない。


「陽翔先輩!起きてくださいよ…!」

と揺さぶったとき、

「ん…?」
とちょっと反応があった。


良かった。起きたぁ。って思った瞬間、


陽翔先輩は急にあたしの腕を掴んでグイッと引っ張った。



そのとき、
陽翔先輩の唇とあたしの唇が触れ合った。



へ…?
今の…き…きききき…

キスー????


しかも本人は寝てる様子。


なにこれ、あたし、
陽翔先輩とキスしちゃったのー?
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