笑顔のアイドル☆
「じゃあ先に教室戻るね。」

昼休みが終わりそうだったから、美里が先に教室に向かった。


「美里ちゃん!待って!俺も行く!」


後ろから大和が美里についていった。




陽翔先輩と2人になった…。
ちょっと静かな雰囲気。



「…あ…のっ。色々心配かけてすいませんでした!」

あたしは頭を下げた。


「いいんだよ。お前はいっつも手がかかるからな!」

いつもの憎まれ口。


これが陽翔先輩の優しさ…。



「ほら、行くぞ。」


あたしの手をグイッと掴み、引っ張って歩いてくれた。



とくん、とくん。


心臓の音…。

きっとこのドキドキは…
陽翔先輩にだけ…。



きっと、きっと、あたし…。

このとき確信した。





あたしは陽翔先輩が、
好きです。
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