笑顔のアイドル☆

「そーいや捺綺。お前明日の歌番生放送出るんだろ？俺も急遽出ることが決まったらしいからよろしくな。」


陽翔先輩が一緒な番組に出るのー？！なんだかすごく緊張するよ！
どうしよう！
いや、別にどうもしないんだけど(笑)


「陽翔先輩は歌もヒット中ですもんね！あたしも負けずに頑張らなきゃ！」


あたしはそう言って、またラーメンをすすった。


「お前は十分頑張ってるよ！」

バンっと背中を叩かれ、思わず咳き込み、ラーメンを口から出してしまった。



「捺綺！汚ねぇよ！」

斜め前の大和にまで吹き飛んでしまった。


「ご…ごめん大和！瑠璃も大丈夫だった？連司先輩も…！」


もー！何で陽翔先輩の前でこんな汚いことを！
ってか！
陽翔先輩がいきなり叩いたから悪いんじゃんか！



陽翔先輩の方をちょっと睨み気味に見ると、


「ははは！捺綺ごめん！やっぱお前面白いわ！」



ものすごく笑われてるんですけど…！



もしかしてあたしって女として見られてないの？(笑)