チェリーガールアタシが処女と闘った日々
颯斗さんが下着だけになり浴室へと向かう後ろ姿にまた…胸をときめかせる。
ところが…颯斗さんが浴室に入りながら言った言葉に…
全ての酔いも…ときめきも…
一気に覚めてしまった。
ーーえっ……何て
「亜耶さんって…ひょっとして…チェリーガールじゃないよね」
ーー今…何て…
ーーチェリー……ガール………って言ったの
「なんで」
と聞き返すと…。
ーーキュッキュッ…シャー…
颯斗さんはシャワーをひねり…浴びながら…
「チェリーガールって面倒くさいって…。」
シャワーの音に掻き消されて…最後の言葉がよく聞こえなかったけど…
確かに「チェリーガールって面倒臭い」って言った。