チェリーガールアタシが処女と闘った日々
ホストクラブボッタクリ戦争
「じゃ…亜耶ちんがフリーになったお祝いに飲み行っちゃうか〜っ」
とアタシの顔を下から覗き込みながらそう言って、またアタシの手を掴んで聖夜が走りだす。
ーーなんでお祝いなわけ
ーーでも…まっ…いいか
ーーなるようになるっしょ
ーーコイツとなら…あの嫌な…悪夢のイヴをチャラにできるかも…
なんてことを考えてしまう…始末に負えないアタシ…。
結局…アタシはコイツに振り回され…走らされ…
「ねえっどこまで行くつもり〜っ」
アタシが息を切らしながら言うと…聖夜はキャナルから200m位の怪しい角を曲がったトコで止まった。