チェリーガールアタシが処女と闘った日々
亜耶は部屋の鍵を開け、急いでクローゼットからジーンズとサマーセーターを出して着替え…そのまますぐに出た。
携帯のことは亜耶の頭の中からなくなっていた。
ベッドの上に置き去りにされた携帯の右下の緑色の点滅に…気付きもせずに…。
「ごめん…真由…行こ。」
「一人者同志…仲良くドライブでも行きますかっ」
亜耶は真由の黒のマーチの助手席に乗り…車は走り出した。