チェリーガールアタシが処女と闘った日々
ーーあの…颯斗が結婚式をすっぽかした相手…
「あの時はごめんなさいアタシがお二人の邪魔したみたいで」
とソッコー謝ると…暁子さんは…笑いながら「もうそんなこと…いいの…気にしてないから」と言ってくれ…ホッと胸をなでおろす。
「殴り込みにでも来たと思った」
「い…いえ…そんなこと。」
「颯斗が帰って来たら、これ渡しといてくれるかなあいつ…忘れて帰ったから。それじゃ…」
「はい…。」
そう言って帰ろうとして…少し歩いて…振り返った。
「あ…それから…颯斗…ビーフシチューよりクリームが好きだから…それもよろしく。」
と言って帰って行った。
ーーへっ…そうなの