チェリーガールアタシが処女と闘った日々
その日…颯斗が帰って来たのは夜の…11時過ぎてからだった。
「ただいま〜〜っ」
ーー颯斗……
ーーお酒飲んでる…
ーーしっかりしろ…亜耶
「あ…お帰りなさい」
アタシはそう言いながら、玄関に座りこんだ颯斗に抱きついた。
ーー颯斗……
ただアタシは何も言わずに…颯斗の首に手を回していただけ…
そして颯斗の頭を…よしよしするように…ただ撫でてただけ…
ーーそれしか…できなかった…
ーー一番辛いのは…颯斗だから…
ーーごめんね…颯斗…