身代わり~婚約者は高校生~
「母さん。もうお昼だから休憩しませんか?」


「あら、もうこんな時間」


そう言って時計を見る。


もう12時だ。


要が電話で2人を呼び出し昼は5人でとることになった。


レストラン街に行くとなにも看板が書かれていない扉を開ける。


「私はフランス料理」


「俺はイタリアンだな」


「あなたは、懐石よね。私も懐石にするわ。美咲ちゃんは?」


席に着くなり、銘々がメニュー表すら見ずに好き勝手に注文する。
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