身代わり~婚約者は高校生~
「・・ゆう・や、・ごめんなさい・・」


「ひどい、女だな」


俺との出会いは忘れるくせに、他の男は夢にまで出てくる。


俺の人生を変えるほどの出会いも、この子にとっては単なる日常に過ぎないのだと思い知らされる。


「・・・安心した寝顔だな」


だいたい、男だと思われていないような気さえする。
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