身代わり~婚約者は高校生~
白い雲が流れていくのを屋上に寝そべって見送る。


「・・・何してるんだろう」


結婚を決めた時、封印したはずの自分の気持ち。


ため息しかでない。


やっぱり、学校になんて来るべきではなかった。


祐也に会えば気持ちがぐらつくのはわかっていたはずなのに、なぜか足が向いてしまう。
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