身代わり~婚約者は高校生~
罪悪感だけが残る。


「最低ね」


祐也が出てしまったドアに向かってため息を漏らす。


2人が相思相愛なのは気づいていた。


自分がこんな行動をしなければ、いずれ付き合っていたと思う。


自分が祐也の家に転がりこんだのも、2人の性格を考えての事だ。


こうしなければ、家が守れないとは言え、いくら謝っても謝りきれない罪だと言う自覚はある。
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