大人な君へ
「すっげえなぁ」



たつやもビックリ
していたようだった



たしかにこんな田舎の
大学がこんなにも
人気のある大学だったなんて
知りもしなかった



「だよな。俺もビックリした」



軽く教室を見る
すると…
少し離れたところ
から大きく手をふる
やつがいた。



「ゆうすけ!!たつや!!」



あれ?どこかでみたことが
ある……………



「おぉ!!久しぶりやなっ」



たつやが声をはる



えっ!?誰だ………
俺はまだ思いだせないでいた



「おい!!克美だよ☆」



たつやは俺の肩をポンと
たたき手をふるやつのもとへ
あゆんでいった



克美……………


あ〜!!!思い出した
中学が一緒だった
克美だ!!!
すっかり忘れてた



「ゆうすけっこいよ☆」



克美は陽気に手招きを
する。



忘れてたなんていえないな
と思いつつとぼとぼと
克美とたつやの元へ
近づく
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