大人な君へ

｢そんな…………｣



話おえると千佳の顔は
涙でいっぱいだった…



一緒になって泣いてくれる
千佳………………



｢ゆうすけ………｣



千佳は俺の名を呼ぶと
真剣に俺の顔をみていった



｢自分がお姉さんを助けられなかった
そお思ってるでしょ?｣



｢そんな風におもっちゃだめ…｣



｢お姉さんはそんな風に思って
ほしくて手紙を書いたわけじゃ
ないとおもうの…………｣



千佳は鼻すすりながらはなす



｢二三日前に…女の人が
アパートの前に立ってたの…｣



｢たぶん…それがお姉さんだった
のかも………｣



｢その女の人は"これから何があっても
彼をはなさいで?"
"ずっと…側にいてあげて"｣



｢その言葉だけ残して帰っていったの｣



｢それで………今日
ポストにこれが入ってたの｣



千佳はテーブルに置いてあった
書類の束から一通の手紙を
出してきた



｢よんでみて?｣



千佳は俺に手紙を読むよう
言ってきた………