大人な君へ
手紙にはきれいな字で
書いてあった



「「いきなりのお手紙許してね
私はみかといいます。ゆうすけ…
わかるよね?」」



姉貴!?



「「あなたにお願いがあるの…
あなたにしかできないこと…」」



「「もし……ゆうすけが自分の
せいで…とか自分は迷惑な
人間だとか思っていたら」」



「「必ずあなたは側にいて
ゆうすけを支えて…?」」



「「あの子は女恐怖症になってから
変わった…………
私が助けてあげられなかったの」」



「「だから………だから!!
あなたにはゆうすけを任せられる
重いことかもしれないね…」」



「「でも…ゆうすけのことが
大好きなら…………………」」



「「ずっと……ずっと…
そばにいてあげてください」」



「「これから先………………
なにがあっても……………」」



そこで手紙は終わっていた



そして千佳がもう一つ…
といって小さなカードを
渡してきた
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