大人な君へ
「ゆうすけ宛てだったから…」



というと中身はわからないといった



俺はすぐさま封筒をあけた



中身は……………



千佳と俺があの日…
そう姉貴に会う前に
抱き合っていた写真…



裏をみると………



「「あんたは姉ちゃんの自慢の弟!!
あたしの分まで幸せに
なんないとしょうちしないからね!!
それから…………」」



「「この子を大切にしていきなさい
姉ちゃんからの最後の命令…!!」」



「「ありがとう………
いつまでも…私の大事な弟だよ」」



涙が流れた……………



しばらくの間………
俺の耳には何も流れず
シーンと静まり返った
部屋の空気が………



まるで………別の世界へ
連れ込もうとしているようだった



姉貴………………
姉貴…姉貴



今までの思い出が一気に
頭に流れこんできた



涙が止まらない………



カッコ悪い………



でも…止めることができない
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