大人な君へ
「ご…ごめん千佳ちゃん(汗)」



たつやは引っ張った手を
ぱっとはなしあたふたと
誤る



「たつや…………お前」



俺が軽く睨むと………



「ごめんなさいごめんなさい」



と何度も謝ってきた



「ぷ……………あはは」



そんな俺たちをみていた
千佳が吹き出すように
笑った…………



「ごめんな…ホント」



たつやは千佳に近づき
誤った



「ううん゚私こそごめんなさい
たべにいこうか」



さっきの顔とはうらはらに
元気いっぱいの笑顔を
みせ歩きだした



さっきのは一体なんだったんだ…



「俺……軽くひっぱったんだけどな」



とたつやが横でつぶやいた



それでも俺は引っ張り
どころが悪かっただけだと
思い気にかけなかった…



でもこのとき俺は
なんできづかなかったんだろう



今でも後悔している
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