大人な君へ
「久しぶりだな」



少し笑いながら克美に
声をかけた



「だなぁ☆みんなかわんねぇな」



克美は満面の笑みで
俺の肩をたたいた



「おまえも一緒の大学やったんか
しらんやったわ」



たつやは陽気に克美に
話かけていた



なんだか俺は懐かしすぎて
緊張した



ん??なんかそわそわしてる
やつが俺の隣にたってる



ちらっと克美から目を
そらし隣のやつをみる



そこにたっていたのは
見知らぬ女の子だった



……………女!?!?



知らぬまに冷や汗が
体中を流れる



「あっ俺の彼女☆
秋ってんだ」



陽気に克美は紹介する
俺はパッと秋から目を
そらし震える手をにぎった



「へぇよろしく
俺たつや。こいつはゆうすけな」



たつやが秋に自己紹介を
する。俺は話すことが
できずうつむいたまま
会釈だけをした。



「よろしく☆なかよくしてね」



秋は俺とたつやをみながら
笑顔で挨拶をした。



俺なにやってんだ…
あの子にあったときは
なにも震えなかったじゃないか



「ゆうすけ?大丈夫か??」



克美が顔をのぞきこむ



「ああ。……ごめん」



笑顔をみせながら誤る
秋の顔はまったくみれ
ない…………
だがなんとなくだが
視線をかんじていた



「んぢゃとりあえず座るか
またな☆克美」



たつやはそんな秋の態度に
気づいたらしく
肩をたたき席に座るように
促した。



ありがたかった。
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