大人な君へ
たつやはキョロキョロと
声をさがす



「こっち!!こっち!!」



「たつや…前」



呼んでいるにも関わらず
たつやはきづきそうに
ないので俺が指を
さしてやった



「え……ああ!!」



やっときづいたらしく
手をふりながら
かけよっていく



俺もゆっくりと
あとをおった



「わりぃわりぃ
わかりずらくてよ」



たつやはのんきに手を
あわせながらあやまっていた



「別にぃぃさ
誰でも迷うからな」



目の前にたっている
男前の人は
たつやの肩をたたきながら
微笑みかけた



「あっこいつ俺の
幼なじみ☆仲良くしてやって」



たつやが俺を前に
ひっぱりながら
紹介する



やめてくれ…………



「はじめまして…ゆうすけです」



とりあえず挨拶した



「あっもしかして
みかの弟??」



「えっ……?」



久しぶりにきいた
みか…………姉貴だ



「そうですけど…」



「そうか☆よろしく
さっ中はいって」



俺の肩をポンとたたくと
背中をおしながら
教室の中へとはいった
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