大人な君へ
「おっ☆新入生かな」



光彦さんが作業をやめ
ドアの方へと向かう



俺は窓の方に目をやり
ため息をついていた



「女のこ2名はいりまぁす」



光彦さんの陽気な声が
教室にひびく………



「おぉ〜!!!」



たつやが喜びを隠せて
いないのが顔をみないでも
わかった。



「ささ。お二人さん座って」



紳士のように振る舞う3人



とゆーか女のこ入るなんて
きいてないし…………
やっべぇな………



「あの……………」



どこかできいた
か細い声



ぱっとふりかえると
そこにいたのは君だった
まさかの再会に
驚きがかくせない



「えっ…………」



口がぽかんとあいたまま
もどらない………



俺の中の時計が
とまった…



「おーい…ゆうすけ?」



光彦さんとたつやの声で
ふっと我にかえり
ぱっと顔をそむけた



「私。あゆみってぃいます」



一緒にきていた女のこが
なのりはじめた



「私は千佳ってぃぃます」



その子に続き君がなのる



俺は千佳の言葉しか
耳にはいらなかった



「俺たつや☆よろしく
光彦さんときょうへいさん
そんでこいつがゆうすけ
光彦さんとは兄弟みたいに
なかいいからなんかいわれたら
俺にいってな」



こいつまとめて紹介
しやがった………



光彦さんとそんな仲が
よかったのか……
まぁだからこのサークル
なんだろうけど…
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