大人な君へ
「そぅおこるなよ」



少し焦り気味にたつやはいう



「……………俺さ」



俺はたつやにならと
思い…重い口をひらいた



「入学式の日にホントは会ったんだ」



「そうだったのか!?」



案の定たつやは驚き
大声をだした



うるさいな…まったく



「だから…いちお
初めて会うわけじゃない」



どういう出会いだったのか
たつやに話すことにした



「へぇ〜………」



関心しながらたつやは
聞いていた…



それもそうだろ
俺から女の子に
話しかけたのだから



「だからあの子とは
少し話したことはある」



話し終えたとたん
ガタンとたつやは席を
たった。



「ゆうすけ!!たしかあの二人
もぅサークルにいるはずだ!!」



俺の腕を無理やりひっぱり
教室からあわただしくでた



「お…おいッ」



引っ張られながらも
俺は千佳にあえることに
心がはずんだ
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