大人な君へ
「ごめんなぁ姉ちゃんたち☆」



どこかで聞いたことの
ある声…………



「こいつ、これもちゃねん
堪忍してやって☆」



とたつやだった
小指をだしながら
にこっと笑う



「なにそれぇ〜別に
かまわないし〜」



ギャルたちしつこい



たつやもねばる



「こいつの彼女族の総長なんや
やめといたがぃぃぞぉ〜」



またもや変なことを……
あきらめないだろ……
とおもいきや



「えっ!?……ちょやばくなぃ?」



ギャルたちはお互いに
顔を見合わせ
俺たちをチラチラみながら
さっていった。



どないやねんッ!!!笑



俺は心の中でつっこんだ



「よかったなぁ。まったくお前
女がダメだなぁ〜」



そういえばかなり
足が震えていたことに
気がついた。



「………ありがとう」



震える足をさすりながら
俺はたつやにお礼をいった。
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