大人な君へ
この2人にはホント感謝している
こいつらがいなかったら
俺たちつきあってなかったかも…



千佳からあゆみにいっぱい
励まされたことを聞いていた



やっぱり千佳はなりは小さいけど
考えはとても大人で…



俺を一生懸命に支えてくれる



「…………ゆうすけ」



たつやが少し深刻そうな顔をした



「みかさんのことなんだけど…」



そっと俺に耳打ちした



姉貴…………



「千佳?ちょっとたつやと
話してくるな」



俺は千佳にそっとそう伝えた



「うん?いってらっしゃい」



千佳はにこりと笑うと
手を握ってきた



「…ありがとう」



これは千佳のおまじない



不安から逃がしてくれる



千佳とあゆみと別れたあと
俺たちは屋上に向かった



千佳と俺がよくくる場所だ



「で…………」



俺はたつやに聞きたいことが
たくさんあった……
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