大人な君へ
「俺こそごめん」



たつやも冷静になった



「とにかく…さがさないと」



俺とたつやはとにかく
姉貴がいきそうなところを
手分けして探すことになった



「たつや…たのむ」



「わかってる」



たつやは俺の肩をポンと
たたくとバイクにのって
探しにいった



「くそ……………」



たのむから……姉貴
死のうなんて考えないでくれ…



怖かった………
俺の前からいなくなる…



絶対に嫌だ……



嫌だ嫌だいやだ………



プルル



しばらく走っていると
ケータイが鳴った



たつやか!?!?



ちがった………
千佳だ……
どうしよう……



「もしもし……」



「ゆうすけ…?」



千佳は少し心配気味の声でいってきた
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