Maybe.


そうやって冬休みを乗り越えても、冬休みは明けてしまう。


先生と顔をあわせただけで、胸が締め付けられる。




「おはよう。」

20m離れたその先で、生徒1人1人に声をかけるその姿が見えた。



高校卒業まで言わない、と心の奥に閉じ込めた想いがあふれそうになった。





ねぇ誰か…お願いだからこの気持ちをとめて。


ねぇ誰か…この苦しみをほどいて。




って助けを求めてるのに、神様は味方してくれないんだ。





「おはよう!」


先生があたしに声をかけてきた。




「ぉ、はよう…ござぃます……」

「なんだよ!お前元気ないなぁ(笑)」

「……///」




必死に絶えた。


先生が好きで、好きで…大好きだってどんどん溢れてしまう。





お願いだから…

そうやってこれ以上あたしの気持ちを膨らませないで下さい。



じゃなきゃあたし、もう二度と…先生のこと教師に見えなくなる。






…あたしには気付いて欲しいけど、近づかないで欲しい。

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