Maybe.


先生のこと考えると…苦しいのに。



それでも先生のことを


見つけては嬉しくて、

見つけては喜ぶ毎日があった。




苦しくてもそれでも、


学校に行くのが楽しみだった。



ツラくてもそれでも、


学校に行く足取りは軽かった。






…だって、先生に会えるから。

…だって、先生が好きだから。





でもそうやって幸せに感じられるようになると、時間も早く感じる。


するとすぐに、また悩みの種がまかれる。








それは……バレンタインだった。






告白は、高校卒業する時って決めた。


でも今…あたしが先生のこと好きなのは何も変わんないんだよ?




先生はあたしが想ってることなんて、気付こうともしてないけど…



…だからこそ、気付いて欲しいと思ってしまう。



あたしのチョコ……受け取って欲しい。
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