Maybe.
第3章 逢



卒業式を終えて、だいぶ暇になった。




学校ないし、部活もない。


中高一貫校といっても、さすがに高校入学前の部活動は禁止されていた。




毎日家でゴロゴロして、携帯イジって、ときどき外出。


そんな毎日が続いた。










しかしこの何気ない春休みがすべての始まり。







♪♪~

「メールだよー・・メールだよー・」



あたしのお気に入りの携帯メール着ボイス。






大好きな俳優さんの、この着ボイスから始まった。






今思えばこの頃みたいに、


芸能人とか先生とかに、夢中になってた方がまだ楽だった…





先生に恋するのも苦しいけど、


それすらも楽に感じてしまう…







しかしそれでも、あたしはこういう運命になった以上、


逃げられないのでした。



< 18 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop