Maybe.


「「里香!!どしたのー?」」



「わっ!ごめんっ!!」

「里香遅すぎだよ、何やってたの!?」

「いや、ちょっ……え?///」





「おっ、やっと来たか相原ー。」




一瞬で、顔が赤くなってしまった。

同じ班の加奈たちが待っているその先に、松田先生が一緒にいた。




「ったく、お前ら1番最後だぞ。」

「えっ、ウソ!?」



顔がみるみる熱くなるのが、自分でも分かった。

ドキドキしすぎてるのが、バレそうなくらい。


なんとかバレないように喋るだけで、精一杯。




「相原、お前何してたんだ?」

「いや、別に…なにも?」

「タクシー待たせてるんだからな。」

「すいません…。」

「まぁいいか、早く乗れ。」




ポン、と先生があたしの背中を押した。


「……////」



背中に触れた先生の手の感覚が、それからずっと消えなかった。


先生が触れたところから…あたしの体が火照っていった。





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