夢の国のアリス
ランプの火が消え、
部屋に薄闇が広がって
わたしも目を閉じた。
眠ることは嫌いじゃない
たまに、君の夢を見るから。
「……なんにも、変わってないわ…。」
ポツリと呟いて
頬を温かくて、冷たいものが流れた。
そうだ、
なんにも。
全てが、君、君…
ウォルナットが中心に回る日々
“幸せ”だって、思いたい。
思わないと
想わないと
大好きな君に申し訳ないじゃない…?
今でも、これからも、
変わらないでいることが、あなたを“想う”ことだと思うから
大人になっても、わたしは変わらない。
変わっては、いけないの…―
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