夢の国のアリス
“…途中で…きみをどう思ってるか、
口に出すことがあったんだ…、…なんて、言ったと…思う……?”
―止められない自分が、
―なによりも悔しくて…
―ただ、できるのは
―きみの言葉を、聞き逃さないことだけで……
「…ぅ……ごめんね…ごめんね、ウォルナットッ………。」
届かないはずの呟き
なぜか、きみは…
笑った気がした…。
“…答えはね……
………答えは……
…アリス、あいしてる………だった…。”
―最後になって初めて聞く、
―“大切な人”の“愛の言葉”
―…“お別れ”……できるわけがなくなる…