ぴーす
「違うんだって、そうじゃなくて!!」


「へ?」


首を振って思いきり否定する芽亜莉。
芽亜莉はセーラー服の下に体操着を着ていたのか、すでに準備ができていた。
一方あたしは下着のまま、ロッカーに突っ込んでおいた体操着を探す。


「縄跳び自体持ってきてないんだって! どーしよ〜」


芽亜莉は眉を歪ませる。
あたしは体操着を上からかぶった。


「ヤバイじゃんそれ! 誰かに借りるとか?」


あたしは体操着を整えながら、ジャージを着始める芽亜莉に答えた。








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