ぴーす
目の前の長机に置かれたB4くらいの紙は、蛍光灯のおかげで綺麗に見える。
胸元にあるポケットから、黒いボールペンを抜いた。
カチッと音をたてて紙に向かわせる。
だけど肝心な描きたい絵が見つからず、ただカチカチと音を奏でていた。
そんないびつな音楽を、一定のリズムで刻む。
それを止めては紙に向かわせ、また小さな音楽を演奏した。
もう一度ペン先を向けてみる。
自分の力任せに、大きなマルを一つだけ描いた。
そのマルの中に、細長くて上のほうが膨らんで、下のほうが萎んでる、風船みたいなマルを描いた。
またカチッと押して、ペン先を引っ込める。
さっき押したところに、小さな飾りが付いていることに気がついた。
ピースマーク。
濃いピンクのピースマークは、押していたところにチェーンで繋がれている。
持っていた周りには、無数のピースマークがプリントされていた。
だから買ったんだっけ。
あたしはボールペンをクルクルと回す。
ピースマークもグルングルンと勢いをつけて回った。
胸元にあるポケットから、黒いボールペンを抜いた。
カチッと音をたてて紙に向かわせる。
だけど肝心な描きたい絵が見つからず、ただカチカチと音を奏でていた。
そんないびつな音楽を、一定のリズムで刻む。
それを止めては紙に向かわせ、また小さな音楽を演奏した。
もう一度ペン先を向けてみる。
自分の力任せに、大きなマルを一つだけ描いた。
そのマルの中に、細長くて上のほうが膨らんで、下のほうが萎んでる、風船みたいなマルを描いた。
またカチッと押して、ペン先を引っ込める。
さっき押したところに、小さな飾りが付いていることに気がついた。
ピースマーク。
濃いピンクのピースマークは、押していたところにチェーンで繋がれている。
持っていた周りには、無数のピースマークがプリントされていた。
だから買ったんだっけ。
あたしはボールペンをクルクルと回す。
ピースマークもグルングルンと勢いをつけて回った。