海に届いた手紙
「ふわっ…」

達哉は私を抱きしめて言った。

「お前が、過去にやってきたことは最低なことだ。
でも、過去は消せない。 
だから、これからどう生きるかが大切なんだ。」

達哉の言葉が心に響いて

涙が止まらなかった。

「ごめんな。俺もあの時、お前を不安な気持ちにさせた。

でも、もうあの人とは会ってないから。」

「達哉……ありがとう。」

「もう、しないよな。」

私は、頷いた。

達哉……約束するよ。
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