海に届いた手紙
もう一度
2ヶ月後、

達哉は無事、退院した。

2人で手を繋いで海を歩いた。

「あ~サーフィーンしてーな…」

「ダメだよ。しばらくは!」

「分かってるよ~!」

私たちは、浜辺に座った。

「俺、お前のこと好きだから。

愛してるから。

絶対、守るから。」

「うん。」

そう言って、キスをした。

初めての愛のあるキス。

私たちは、結ばれた気がした。

この先にある不幸を知らずに。
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