[企]クリスマスイヴの日に。

…………………ポトッ…

「……とれた……」
「うそ…」

あっさりとれたから
ヤッパリ明衣の反応は少し薄い。

「すごいっ~!!♪」
「…え」
「充悟ツすごいよ!いつの間にそんなゲーセンオタになったの~~~?!きゃー」
「ほめてないぞ~それ。」

きゃっきゃと笑う明衣。

そんな明衣を遠く感じてしまう。

「……はい。
充悟……おめでとう!」

明衣は欲しがっいた人形を俺に返した。

「いらないの?」
「…………いいのっ?!?!」
「俺こんなんいらないし。」
「…やっぱー………………いい。」
「なんで?」

明衣の様子がおかしかった。

「か、彼女にあげなよ」

< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop