[企]クリスマスイヴの日に。
……………え?
「…………え」
「好きなの!!」
「…………」
こんながむしゃらに泣いている彼女を初めて目の当たりにした俺は動揺してしまって動けなくなった。
「三年前からずっと好きだったんだよ…!!!!」
明衣の大胆な告白ー…。
心の奥深くでは嬉しかったのかもしれない。
「め…」
「もう…もう戻れないの?」
「めい……聞い……」
「どんなに頑張っても……もう無理なの?」
「俺は………っ」
明衣は酔っ払ったようにドンドン喋ってくる。
「やっぱり…遠距離って…無理なのかな…」
彼女が俺をそこまで
想っていてくれてたのがとても嬉しかった。
明衣は俺を真っ直ぐな瞳で見つめてくる。
俺もまだー…。