[企]クリスマスイヴの日に。


「待って!!
ちょ……待って………!!!」

明衣はドアのすき間に身を乗り出した。

「なに…」
「べっ…別に、そんな感情なくていいの!
イルミネーション見るだけだからッッ!!
お願い…!!」

彼女はさりげなく
こぼれそうな涙を隠しているーー…。

明衣の色々な表情を見る度に、
付き合っていた頃を思い出すー…。
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